足腰が弱く転びやすい、手先が弱い、表情や活動意欲が乏しい、物事に感動したり反応することが希薄。
そんな子どもたちの身体の変化が気になり、「自分の身体が思うままに動くことを目指して」特に
〝手と足の力を強化する”というねらいをもって取り組んでいます。
身体の土台となる足の強化のために園内は裸足(足の裏へ刺激を与える)、そしてとくに足の親指に力が加わるビーチサンダル履きを取り入れ、毎日の通園時をはじめ、戸外あそびや散歩などビーチサンダル履きで行っています。
また毎日20分程度、リズム運動で全園児思いっきり身体を動かしています。
リズムは身体のしなやかさを筋力の増加と共に、身体の隅々まで神経をいきわたらせて生き生きとした子どもにします。
夏の時期は戸外で大いに水あそび、泥んこあそびもして(スコップで穴掘りをしてダムや川を作ったりなど)、土の感触を味わいながら十分に楽しみます。
裸足保育は、日常の保育の積み重ねの中で(足指はもちろんのこと)手足の力が増し、動きの大きな遊びが見られてきます。
足の裏に感じる心地よさを知った子ども達は生き生きとした表情を見せ、身体だけではなく心にも良い影響となっていることが感じられます。
しかし、このような身体づくりに取り組みながらも朝からあくびをする子がいたり、活気の無い子、または登園が遅く昼食や午睡に影響のみられる子もいます。
子どもにとって 『 園と家庭の24時間の生活リズムがどうあることが望ましいか 』を父母のみなさんと考えあっていかなければならないと思います。いろいろな環境に対しても
“ 自分の力で頑張っていける子 ”
“ 仲間を思いやり生き生きと行動のできる子 ”
こんな子どもを目指し父母の皆さんと一緒に力を会わせて取り組んでいきましょう。